GMARCHの本当の序列はこれだ!偏差値・就職・人気で見る最新ランキング2025

「明治と青学、どっちが上?」
「就職に強いのは中央、それとも立教?」
大学受験を控える高校生や保護者の間で、毎年話題になるのがGMARCHの序列です。

しかし、「偏差値」だけで語るのはもう古い時代です。2025年度入試では、学部別の偏差値差が縮まり、就職実績や学生満足度といった新しい指標で見ると順位が大きく入れ替わっています。

本記事では、最新データをもとに

  1. 偏差値ランキング
  2. 就職力ランキング
  3. 人気・満足度ランキング
    の3つの視点から、GMARCHの本当の序列を明らかにします。

数字で確かめ、納得して志望校を決めたい方は、ぜひ最後まで読んでください。

目次

偏差値で見るGMARCHの最新序列【2025年度入試版】

受験生が最も気になるのは、やはり「偏差値による序列」です。
ここでは、河合塾(2025年度入試対応版)のデータをもとに、文系学部の主要偏差値を整理しました。


<表1>2025年度 GMARCH主要学部偏差値(文系・河合塾より)

大学名主な学部偏差値(ボーダー)
明治大学政経・法・商62.5〜65.0
青山学院大学国際政経・文・経済60.0〜65.0
立教大学経営・社会・文60.0〜62.5
中央大学法・経済・商57.5〜62.5
法政大学社会・経済・文57.5〜60.0
学習院大学文・法・経済55.0〜60.0

(出典:河合塾「入試難易予想ランキング表」2025年版)


偏差値だけで見ると「明治大学」が頭ひとつリード

全体として、明治大学が総合トップ。文系主要学部ではほぼ全ての入試方式で偏差値65.0前後を維持しています。
青山学院・立教がそれに続き、難関私大としての地位を確立。特に青学の「国際政治経済学部」は人気・難易度ともに上昇傾向です。

一方で、中央大学の法学部は依然として強く、法律系進路希望者には最難関クラス。法政・学習院も安定した難易度を保っています。


理系では「明治」と「中央」が2強

理系学部の偏差値を見てみると、明治大学の理工学部(偏差値60前後)と中央大学の理工学部(同58〜60)が上位を維持しています。
青学や立教は文系色が強く、理系志望者にとっては明治・中央の2択となるケースが増えています。


学部間での差が縮まる“均衡時代”へ

2025年度入試では、全体的にGMARCH間の偏差値差が1〜2ポイント程度に収まりました。
特に共通テスト利用方式では、得点率での勝負になりやすく、「どの大学が上」と断言できないケースも増えています。

つまり、今や偏差値だけでは序列を語れない時代。
次章では、「就職力」という社会での実績から見たGMARCHランキングを見ていきます。

就職力で見る「真の評価」ランキング

大学の「本当の実力」は、卒業後の進路に表れます。
ここでは、東証プライム上場企業への就職率国家公務員合格者数有名企業就職率の3つのデータを軸に、GMARCHの「社会的評価」を数値で比較します。


<表2>GMARCH主要大学の就職実績比較(2024年卒)

大学名東証プライム上場企業就職率有名企業就職率(東洋経済)国家公務員合格者数
明治大学26.3%24位82名
青山学院大学22.7%28位37名
立教大学23.4%25位42名
中央大学28.9%20位131名
法政大学21.6%33位58名
学習院大学24.8%26位15名

(出典:東洋経済「有名企業400社就職率ランキング2024」、文部科学省統計)


「就職力」で見ると中央大学が最強クラス

データから見えてくるのは、中央大学の圧倒的な就職力です。
特に法学部出身者の多くが大手金融・公務員・司法系に進む傾向があり、**プライム企業就職率28.9%**という数字は私大上位群の中でもトップ水準です。

次いで明治大学が堅実な結果を出しており、学部の幅広さとOBネットワークの強さが就職力を支えています。
立教大学・青山学院大学は「人気業界」志向が強く、広告・マスコミ・商社への就職率が高いのが特徴です。


就職に強い学部の傾向

  • 中央大 法学部・商学部:公務員・法律系・金融業界に強い
  • 明治大 商学部・政治経済学部:総合職・メーカー・インフラ系に幅広く進出
  • 立教大 経営学部:外資・IT業界志向が高く、実務スキル教育が充実

こうした傾向からも、「GMARCH内での序列」は進路タイプによって変わることが分かります。


「就職力=社会での信頼度」

偏差値が同じでも、卒業後の進路で評価が分かれるのがGMARCHの特徴です。
特に企業人事の間では、「中央・明治=信頼できる」「青学・立教=コミュニケーション力に長ける」といったブランドイメージの差が根強く存在します。

つまり、偏差値の上下ではなく、将来のキャリアとの相性で志望校を選ぶことが重要です。
次章では、受験生や在学生がどの大学を「本当に選んでいるのか」を、人気・満足度データから見ていきましょう。

人気と満足度で見る受験生・在学生のリアルな声

偏差値や就職実績だけでは、大学の“今の魅力”は語れません。
ここでは、2025年度入試に向けた志願者数の推移と、学生満足度調査をもとに、「受験生に最も選ばれているGMARCH」を明らかにします。


2024年度「明治大学〜法政大学(GMARCH加盟) 志願者数一覧

大学名志願者数(2024年度)備考・出典
明治大学109,159人「首都圏 私大人気ランキング2024…受験者数・倍率・辞退率」
法政大学102,169人同上。
中央大学65,993人同上。
立教大学56,495人同上。
青山学院大学47,109人同上

(出典:「首都圏 私大人気ランキング2024…受験者数・倍率・辞退率」より)


志願者数No.1は「明治大学」、人気急上昇は「青山学院大学」

最新データでは、明治大学が6年連続で志願者数トップを維持しています。
一方で、青山学院大学は近年のブランド向上により、2024年度の志願者数が9万人を突破。特に「国際系・英語系学部」の人気が顕著です。

立教大学も安定した人気を保ちつつ、「池袋キャンパス」の都市型キャンパスとしての魅力が受験生に支持されています。


学生満足度では「立教」「青学」が高評価

2024年の「大学通信・学生満足度調査」では、

  • 立教大学:総合満足度 4.26/5
  • 青山学院大学:4.22/5
  • 明治大学:4.10/5
    という結果に。

特に立教と青学は、キャンパス環境・授業の質・留学支援などで高評価を得ています。
中央・法政は郊外キャンパスの影響からやや満足度が低下傾向ですが、学費・資格支援制度の面では高く評価されています。


人気の背景にある「ブランド力」の変化

SNS上では、「#青学っぽい」「#立教キャンパス」などのハッシュタグが受験生の憧れを集めています。
一方で、「安定感」「実績」で選ぶ層は明治・中央・法政を志望する傾向が強く、
“華やかさ”と“堅実さ”でGMARCH内の棲み分けが進んでいます。


受験生が重視しているのは「将来の見通し」

高校3年生へのアンケート(河合塾「進学意識調査2024」)では、
「大学選びの決め手」として

  • 就職に強い:43.1%
  • キャンパス環境:27.8%
  • 偏差値の高さ:16.9%
    という結果に。

この結果からも、「ブランド+実力」を兼ね備えた大学が選ばれていることが分かります。

終わりに(まとめ)

ここまで、偏差値・就職力・人気の3つの視点からGMARCHを比較してきました。
最新のデータから見えてきたのは、「序列よりも特色」が重視される時代になっているということです。

かつては「GMARCHのトップ=明治大学」と言われましたが、今やそれぞれの大学が独自の強みを伸ばし、“一強”ではなく“多様な強み”の時代に移っています。

  • 明治大学:学部数と実績のバランスで安定した人気
  • 青山学院大学・立教大学:国際性・ブランド力で若者から高評価
  • 中央大学:法学部を中心に就職・公務員実績で圧倒的強さ
  • 法政大学・学習院大学:コスパや面倒見の良さで堅実に支持を拡大

偏差値では測れない魅力が各大学にあり、「自分がどんな未来を描きたいか」によって最適な選択は変わります。

受験はゴールではなく、スタートです。
数字に振り回されず、「将来どんな自分になりたいか」を基準に志望校を選ぶことが、これからの大学選びで最も大切な考え方といえるでしょう。

BrainCompassではGMARCHの合格者を多数輩出。
今の自分の位置を正確に知ることで、志望校合格までの道筋が明確になります。

受験の不安を「戦略」に変える一歩を、今日から始めましょう。

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